Apollonneo’s blog

読書感想文、自然体験談多し

差別について

あらゆる方面で差別が語られる。

いまは米の話題でホットだ。

向こうは殺るまでいく。

この国みたいにネチネチと、生き殺しみたいなことはしない。スッキリさせる。

 

養老さんが何かの話題を引いてきて「この国ではやられた方が死ぬが、アチラはやられた方が殺る」といった。

 

からかいに対するまともな対応ってあるのかしら?

この国ではからかわれても、流さないと上手くやれない世の中だ。

変に真に受けると、ヒートアップしてボコられたり、つまみ出されたりする。

もちろん、言葉もあれば、ぐーもある。

だけど、半殺しにもしない。

そこは上手く丸め込む。

 

軍艦島のサイトに差別はない、とか言い出しているらしい。

「差別」がホットな話題だから、とばっちりを受けたくないんだろう。

どこも、虐めた歴史を持つ国はそんなものかもしれない。いまは静かにしている方が得策だからた。

しかも、自分は棚に上げて「あの差別しているのはけしからん!」なんて言っていれば保身になる。

人間、どこかで後ろめたいモノはあるのだ。

 

イエモン黄色人種ゆえに言われた言葉だ。

ジャップとかも。

たぶん、いまは昔をほじくり返さないだろうけど、激昴したら言うんじゃないかしら?外国人も。

 

騒ぎが終わるまでは「人間の盾」みたいなのは、あり続けるだろう。

暴力や殺人が表に出すぎているから、鎮火するまでは双方(?)睨み合いみたいなのは治まらない。

 

まぁ、基本だけど○○だから殺していいは良くない。

人間、悲しいかな、どうしても気になったり、劣っているような点を見つけてつつく傾向がある。

動物もそういうことはするけど、ヒューマニズムはそんな時のためにある。

「神は人に理知を与えた」みたいなものから始まらないと、どうしても止めようがなくなる。

 

森さんの本には銃社会ゆえに考えないといけないことが載っている。

不安や正当防衛だから、銃を持つ。

予期不安ゆえに手を下したというのは、実はもっとあるかもしれない。

予告無しに暴力を振るうのは気配で察する。一瞬感じることだ。

その点、向こうはもっと野性的でないと生きられないかもしれない。

 

しかし、この国では予期不安が(正当防衛の)暴力に発展することはない。

「日本、スゴイ!」

とは言わないけど、その分、からかいを受けた方のイライラは、自らが飲み込まないといけないストレスフルな世界でもある。

 

でも、表に出ない軽い暴力なんてのは内に内に籠るわけで、家庭内暴力やDVはもちろん、路地裏の諍いはあるわけで。

 

なんせ、謳い文句がクリーンで平和な国、99%が司法で捌けてしまう国みたいだから。