長いものに巻かれない
師匠はアル中の気(け)がある。
アルコール止めるために工夫している。
星の王子さまではないが、恥ずかしいから飲むみたいなもので、シラフの時の小心が生きにくいため、アルコールに走っているのかもしれない。
それを、世間では「逃げ(逃避)」という。
先日、場が荒れたらしいが詳細は分からない。
私は思うのだけど、厄介な人というのはトラブルの種を持っているものだ。
アル中は暴れる、目が据わる、本能丸出しになる、などがフツーよりもキツく出る。
大抵、宴の席でアル中の人すらもネタにされるのは、世の悪ふざけ・・・残酷さに通じていると思う。
周りもアルコール飲ますと人が変わるけど、からかうには丁度いい・・・みたいな、そこから起きるトラブルも酒の肴みたいにしている所がある。
周りも共犯だ。
ゆえに、わざとドジを踏んでアル中の人間をわざとを狂わせる。
狂わせたり、暴れれたりしてくれれば、やったヤツが悪い、になる。
もう、この時点で「罠を仕掛けた側」の逃げ道は確保できたようなものだ。
やり方としては非常に汚い。
まぁ、早い話がダメなヤツ捕まえてきてネタにしている、みたいな。
こういうとき、不器用だったり、要領悪かったり、世渡り下手だったり、する人間は世の中のガス抜きにされやすい。
「やり方が汚い」といったが、話はまだ先がある。
残念ながら、事なかれ主義みたいな・・・トラブルを引っ掛けて来ながら、謝る拍子、収めどころを心得ている人間もいる。
この国での「大人」とは本質や深層、原因追求をするより、丸く収める人間をいう。
トラブル吹っかけておきながらよ、時期見つけては上手く回避して、収める言葉を巧みに使いわける。
変な話、ハンディのある人とか、問題ある人って、ネタにされるのよね。
弱点や痛い部分を突かれれば、トラブルになるのは分かっているんだけど、それをその人の持ち物(≒個性)とは見ない。
何かが起きそうな時まで、世の価値基準が並走している。
マーシーは何度も検挙されているけど、世の中に居場所・・・というか、居心地が悪ければ、またドラッグの世界に行くだろう。
多様性とは色んな生き方ができる素材・・・マテリアが用意されていることも、含まれているのだろう。
いまは、(生き方の)既製品が多い。
素材というのが、個人では手の届かない隔離された場所にあり、いま手にしているのは、もう製品化された・・・人が製品に合わせるスタイルになっている。