獲物の始末2戦目
採ったからには喰わないとなぁ。
ホンビノスの商品名は白ハマグリだ。
味はハマグリの方が上よ。
二枚貝の帝王。
船橋の漁師さんはホンビノスを湯がき、醤油マヨで喰ってた。
魚介特有のクセを隠すマヨネーズ。
アヒージョもニンニクが臭くてホンビノスの臭いを隠すけど、アヒージョばかりやってらんない。
だから、今回はトマトソース煮となる。
ニンニクも使う。
ボイルドホンビノス。
「デカい貝は気持ち悪い」と某氏はいう。
気持ちはわからなくない。
魚介の不気味さは生物の原始的な不気味さだ。
ゴカイの形状が進歩して人体の腸になったんじゃないか?と思わせる。
臓物も見た目が不気味だ。
まずソースを作る。
しいたけ、なす、ハマダイコン(サヤ)を後から投入。
ホンビノスもぶつ切りにした。
というのも、デカいと噛みきれないからだ。
原産国ボストンではレモン汁をかけて喰らうそうだから、彼(か)の地の人間は顎が丈夫なのだろう。
なお、ホンビノスの出汁…
旨味と塩味が強い。
具材を入れて調味料のように使うと良い。
ちなみに隣のコンロでは先日の残りの桑でジャムが再び作られている。
ジャム屋さんやキイチゴ農家の苦労がわかる。
1からジャムを作るって意外と手間なのだ。
百均は混ぜ物が多い。
かたわらでサルボウを捌きます。
冷凍庫で〆る。
いまは貝毒の恐れがあるから、性腺と体液、血液を丹念に取り除く。
盛り付けが下手なのは時間が無いのと性格から来ている。
(´-ω-)「・・・うめぇ」
風味豊かで甘いし、刺身は貝の一番美味い食べ方だと思う。
※リピートします。貝毒の恐れがありますので、赤貝とサルボウは十分注意して下さい。
さて、ホンビノスのトマトソース煮(長い)は…
見た目が鶏肉だ。
近視の人に鶏肉と言って偽れば食べるまで気づかないだろう。
昨日作った桑の実ジャム。
濃厚な内容だ。
一気に喰うことはないけど、明らかに手間とコストを考えたら高級品だ。
私には高級路線の縁もゆかりも無いけどさ。
来世にかけるか。