似非(えせ)中医学者
※以下、素人が中医学を語ります。
「また、バカなこと言ってやがる」程度の読み物ですので気になるようでしたら、専門家や専門書を頼ってください。
疫病により野生動物の接触が慎重になりつつある。
出店記事はロイたん。
思えば珍妙だ。
中医学…特に漢方の世界は自然界の物質を薬用にしてきた。
東洋哲学の大家酒見賢一氏によれば、戦国時代の中華は人が山野に避難していたという。
そこで身につけた動植物の可食、薬効の認識はそこで磨かれたのだとか。
身体の気血を流すために北方では気功や鍼、南方では中薬が発展したとされるが、そのでき方、発想はさすがは中国である。
使えるもの、効くものはなんでも使う。
いまでは中薬でさえ化学合成の時代だ。
伝統派は野生にこだわりがある。
なかにはよく分からないものも中薬には配合されるが…
このインチキツイッタラーは野生・人工はこだわっていない。
コウモリの糞で目が良くなるなら、誰もがコウモリの排泄物を求めるはず💩
ただ、目は肝と関連があり血を消耗すると疲れ目になるという考えがある。血を増やしたり質を良くすることが、結果として目が良くなるなら排泄物でも効けばなんでもいい、ということになる。
竜骨(化石)も中薬で使われる。たとえば…
サイコカリュウコツボレイトウ
ケイシカリュウコツボレイトウ
など、今で言う精神安定剤だ。
サイコはイライラに、ケイシは肉桂で温める作用がある。
このなかで「リュウコツ」が竜骨で単なる化石なだ。
石灰やカルシュウムの化合物なのだろうけど、化石は希少といえば希少だろう。
配合せずとも…あるいは、代用として化学合成成分を含ませられるなら、その方が古代の遺産を損なわないので良い。
陰陽という考えからも奇妙なものがある。
髪の毛が中薬に使われると聞いたことがある。
女性の髪を男性(?)に処方するらしい。
陽は男、陰は女からきているようだ。
もちろん、TPOに基づいて過不足があれば陰陽関係なしに処方しないといけないのだけど。
冷えすぎても熱くなりすぎてもダメ。
薄すぎても濃すぎてもダメ。
なお、肉は温性で温める。海産物は陰に属して冷ます。
なかでも羊は熱性で温める力が強い。さくらんぼも熱性。
食品にもこのような考え方がある。