採ってきたからには捌かないと
一日が終わる。
日付変更線などは、もう目安と化している。
医療者の危険対応は命懸けだが、都内勤務者も訳の分からないラッシュアワーに触れて、疫病ジャムに巻き込まれる。
医療者とほぼ互角な立場だ。
さて、昨日の成果を確認。
シオフキの水管は長い。
採ってきて捨てるは罰当たりだ。本人は何気ないかもしれないが、閻魔の帳面に後々まで残る…と仏教では言われる。
来世が良くない。
つべこべ言わず湯掻く。
シオフキを剥き身にしてフリルを返す。
フリルの中が砂があるという。めくれた姿をよく洗う。
こちらはビノス。
「ホンビノス」でも長く、言うのも疲れる。
小ぶりを試し食い。
大粒アサリサイズ。
・・・いいね。
固くないし容易に飲み込める。
ゲンコツサイズは硬いし飲み込むのに時間がかかる。
ゆえに、四つ切りにして調理したり、盛ったりするのがよろしい。
なお、ビノスはビノスガイというのがあり、ホンビノスというのはホンビノスガイである。正しくはホンビノス貝。
学者肌の人は時々細かいので注意が要る。
ハマダイコンもある。
サヤだけど。
これも一緒に生姜煮にしてしまう。
適度に味を染みこませると…
シオフキの生姜煮。
一品になる。
アサリは良いがシオフキ(アオヤギ)は苦手という人がいる。
あの臭さがダメなのだろう。
世の中、美味いものが多くなった。
だけど、臭さいと言う人の気持も分からなくない。
私だって臭い( •́ฅ•̀ )
だから、生姜なのだ。
別名、甘辛煮とも言うが、あれは砂糖醤油を煮詰めたものだからチト違う。
さて、味は?というと…
少し砂を持っているけど、だいぶ匂いも減じているから食べやすい。
我が家ならアオヤギの代用として、ボイルシオフキが刺身になる。
スーパーでよくあるボイルアオヤギは時間が経っているから臭くなっている。
新鮮なアオヤギやシオフキなら、そこまで臭くはない。
なお、ホンビノスはレモンがあればより良い。
塩+レモンが本場ボストンの食べ方だ。
原産はボストンだという。
ならば、向こうに食べ方の文化があるはずなのだ。
塩レモン、あるいはクラムチャウダーなどで食す。
ただ、硬いから1個を3-4等分など細かくして食べた方が消化に良い。
美味かった。